Hilo blog 9/10 言葉 イメージ
2010-09-10
「刺す」
この言葉はどうですか?やっぱり痛そうですよね。
この言葉って鍼灸師は普通に使ってしまいます。
鍼灸の世界では鍼を刺す事を「刺入(しにゅう)」抜く事を「抜鍼(ばっしん)」と言うのですが、患者さん相手にはあまり使いません。
患者さんはそんな事を言われても分かりませんからね。
しかし、最初に書いた「刺す」という言葉もくせものです。
特に当院には初めて鍼灸を受ける方も沢山いらっしゃるので、気を使います。
ただでさえ緊張しているのに、「刺す」「痛い」といった悪いイメージの言葉は使わないようにします。
「では治療をはじめていきますね。」とか「鍼していきますね。」とかですね。人によっては「ハリ」という言葉にも敏感に反応してしまうので、使わない時さえあります。
いったん治療を受けてしまえば、「なんだ、こんな感じなのか。」「刺すっていうから痛いの我慢するものだと思っていた。」と皆さん仰るのですが・・・
初めて鍼灸を受けるという方も大丈夫ですよ!
いきなり鍼治療も始めませんし、ちゃんと説明もします。
鍼にも色々な太さや長さがあるので、その方に合った刺激を考えて選択していきます。
ご安心ください。
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