Hilo blog 11/26 森崎書店の日々

2010-11-26

森崎書店の日々
という映画を観て来ました。

関東では神保町・渋谷・埼玉の3館のみの上映なので、この映画の存在すら知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自分は神保町に月に一回は行っているのですが、そうでなければ知らなかったかもしれません。
そう、この映画は書店という言葉が付いているように、神保町が舞台なのです。

あらすじをざっと書きますと

貴子は、付き合っていると思っていた会社の先輩から、別の女性との結婚を告げられる。ショックで会社を辞め、失意の中でなにもやる気が出ない日々を過ごす。そこに叔父のサトルから連絡が来て、住み込みで店を手伝わないかという。サトルの店は神田神保町にある古書店だった。店の二階で暮らすようになり、貴子の森崎書店の日々は始まった。

と、こんな感じなのですが、この映画の主役は神保町ですね。
「そうそう、知ってる」という景色が沢山出てきて何か嬉しくなってしまいました。
映画館も「神保町シアター」という書店のロケ地から100メートルも離れていない場所で、映画館を出るとポーンッとそのまま今まで観ていた映画の世界に放り出されます。不思議な感覚です。

帰りには、映画の中で出てきて印象的な扱われ方をしていた本、
尾崎一雄『まぼろしの記』
野呂 邦暢 『愛についてのデッサン』
を買ってしまいました。当然古本です。

二冊とも知らなかったのですが、こういう本との出合い方も良い物ですね。

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