Hilo blog 5/26 シンギングボウル

2011-05-26

シンギングボウルの講座を受けてきました。

シンギングボウル?という方も多いと思うのですが、私も受けるまで良く知らない状態でした。

シンギングボウルとはチベット密教に深く関わっている楽器で、見た目は金属製の鉢状です。そしてボウルの周辺を専用のバチで擦ると何とも心地よい倍音が発生し、その音と振動により身体と心を整えていくものです。

と、本当にざっくりとした紹介で申し訳ないのですが、紹介のサイトもいくつかありますので興味のある方はご覧下さい。

今回教えていただくのは秋山千鶴子さんという方です。
チベット、ネパールまで行き様々な経験や勉強をされている方で、お話をしているだけで楽しく、講座自体も1回につき2人しか募集していないので非常に中身の濃いものでした。

先に書いたように、シンギングボウルへの知識が殆どありませんでしたから、「心地よい倍音を聞いて癒されましょう」的なイメージだったのですが、実際はとんでもなく優しくパワフルでした。

同じボウルでも人ごとに音色やバイブレーションも違うし、実際に受けると、これは例えではなく本当に全身に響きます。
パワフルと言っても不快な感じはもちろんありません。
心地よいものですから、気を抜くと教わっている最中だというのに寝そうになります。

 

 

自分が相手の方の身体にボウルを乗せ音を出している時の感覚ですが、最初は音をちゃんと出すのに必死です。
少し余裕が出て来ると相手の反応を感じながらに変化。
そしてグーッと集中してると今度は音を出している自分も気持ちよくなってきます。相手と一体になる感覚。
この感じは鍼(はり)と全く変わりありません。
ずっと以前にもブログに書きましたが、鍼を操作している時は患者さん自身が気持ちよいかキツイかは言われなくても良く分かります。
患者さんが鍼を気持ちよいと思っている時は私も気持ちよいと感じます。
これは特別な事でも何でもなくて、殆ど全員の鍼灸師は同じ事を言いますね。
同じ感覚をシンギングボウルで味わうとは思いませんでした。

実際の治療で使うかどうかは未知数ですが、とにかく何でも実際に経験しなければ分からないものですね。
今回は非常に楽しく、そして治療に関しての再度の発見を沢山いただきました。

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