Hilo blog 2/6 お灸だらけの一日

2012-02-06

昨日は一ヶ月に一回の鍼灸研究会でした。
毎回様々な道具や方法を勉強していくのですが、今回は「お灸」です。

お灸っていうと、何だか熱いとか古臭いとか思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな事はありませんよ!
本当に沢山のやり方があって、術者の工夫次第で色々なバリエーションがあります。

効果としては
1 冷えの改善
2 やり方次第では逆に熱を取ります
3 筋肉やツボの固まった所を取り、疎通を図る
といった所が代表的でしょうか。

今回の研究会で面白かったお灸をいくつか紹介します。

 

ガーゼ灸

濡れたガーゼの上に均等に艾(もぐさ)を並べ火を付けて行きます。
「点」の刺激というより「面」の刺激を体表に加えていきます。
主に捻挫の時などに使う方法です。

 

ネパール棒灸

ネパール製の棒状のお灸です。
日本や中国製よりかなり太く、広い面積に熱を加えることが出来ます。
写真だと少し分かりにくいかもしれませんが、直接タオルの上から火が付いた部分を当てていきます。
その後、熱が残った状態で優しく指や手のひらで圧を加えて熱を浸透させます。
これは、かなり気持ちが良いです。

ちなみに、この時は顔に行っています。

 

特大のお灸

 

特別な名称はありませんが、特大の艾(もぐさ)のボールをお腹の上に乗せて温めています。
タオル・濡れた分厚く折った新聞紙の上に乗せているので火傷の心配はありません。
これもお腹の奥まで熱が浸透して気持ちが良いです。
これと似たような事は、ウチでも行っていますね。
経験された患者様も多いと思います。

 

今回の研究会も様々な方法や考え方に触れることができて有意義。
煙をどんなに大量に出しても気にすることなく、お灸三昧の一日でした。

毎回、日曜ですが休診することになってしまい患者様にはご迷惑をおかけしますが、勉強を積み重ねなければ停滞してしまいます。
どうぞご容赦ください。

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