Hilo blog 6/11 職人の心意気

2012-06-11

 和釘を買ってしまいました・・・
別に宮大工に転向するわけではありません。

以前にも書きましたが、鍼(はり)には「てい鍼」と言って、刺さない鍼があるのですが、その参考の為に購入しました。

説明するのが難しいですが、意識が奥の方に向かうような、そんな形状の鍼が欲しいので、和釘の形が理想に非常に近いので手に入れたわけです。

やって来たのは、鉄製品の職人が多く集まる新潟県の燕三条の和釘。
伊勢神宮に使用する釘も作られている職人さんの作品です。

作品と書きましたが、これは実際に使用する目的では造られていません。

写真を見ていただければ分かりますが、縞模様になっていますよね?
これは鍛地(きたえじ)といって、異なる材質の鉄材を何回も重ねて打ち鍛え、更に捻じれを加えて雲の様な模様がある釘に仕立てあげたものです。

実際に使うのではなく、職人さんの技術をお披露目するための芸術作品ですね。

実際に手に取ると・・・
迫力が凄いです!
神々しささえ感じます。
本物を手に取るまでは、「もしかしたら、そのまま治療道具に使えるかな?」
と考えていましたが、とても自分に扱えるような釘ではありませんでした。

自分の内面と技術、それが向上すればいつかは、この和釘からお許しがもらえるのでしょうか。
それを目指して頑張っていきたいです。

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