Hilo blog 4/8 中国・病院での鍼灸治療
2013-04-08
今回も研修で大変お世話になったのは
天津中医薬大学第一附属病院
という所です。
とにかく大きい。
西洋医学ももちろんですが、もちろん東洋医学も独立した部門としてあります。
鍼灸だけでなく、推拿(すいな)日本で言うあんま・マッサージ、
吸角 カッピングの事です、お灸を専門でやっている所もあります。
もちろん全てを見ては回れませんから、毎回鍼灸の先生の部屋をお邪魔させていただいて、他の研修生の方々と一緒に見学するスタイルです。
中国での中医師の免許は持っていませんから、鍼を実際にする事はありません。
あくまで見学ですね。
この研修は、以前にこの病院で長年研修なさっていた先生のツテを頼って行っています。
もちろん病院に許可は貰っていますが、あくまで個人的なお願いでおじゃまさせてもらっています。
ですから、紹介がないと絶対に会えないような老師(大先生の事です)の治療風景も覗けます。
これは貴重です。
何しろ病院の先生案内図にも載っていない、本当の隠しキャラクターみたいなものですから。
・・・老師! ゲームに例えて申し訳ありません。
そして、先に書いた先生案内が中国独特のシステムなのです。
皆さん、具合が悪くなって病院に行ったとして、先生はどうしますか?
もちろん紹介があれば、その先生に診てもらうのでしょうが、中国では自分で先生を選択するのです。
「自分はこの具合が悪いから、この先生に診てもらおう。」
そして
「うーん、ちょっと効きが悪いみたいだから、次はこの先生だな。」
といった具合です。
ただ有名な先生は隠しキャラクターのように既に表には出ていませんから紹介がないと受け付けてもらえなかったり、順番待ちで中々診てもらえません。
次回は日本と中国の鍼灸の違いについて書きたいと思います。
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